『舞妓さんちのまかないさん 16』
『舞妓さんちのまかないさん 16』
小山愛子さん
小学館
読書記録
2022/02/02 p.5-140
表紙の折り返しのところ、お名前の下に書かれている作者さんのことばがすてき。
“木から枯れ葉がひらひら舞うのを見ていた”……って、すてきな生活ですね。
葉や花びらが舞う姿をぼんやり眺めて過ごしたいです……。
p.5
京都のお土産物の箱を見て、誰かが来たのではなく、誰かがどこかへ行くことが伝わってきました。
たった一コマで伝わるの、凄いです。
p.8
わあ。健太くんの、この立っているお姿、友人にそっくり……。このコマだけそっくり。びっくりしました。
会いたいなぁ……。
p.15
“
ごはんを
お茶碗ではなく平皿に
のせてくれ、おはしではなく
ナイフとフォークを出して
くれました。
”
いいですねえ。わくわくしますねえ。
何故だかお茶碗で食べるより美味しく感じます。ふしぎ。
p.20
ステーキにつられるなんて、かわいらしいですねえ。
そういえばこの子たち、10代だった……とハッとしました。しっかり働いてらっしゃるので、時々忘れてしまいます。
p.24
“
こんな大(おお)きな
看板(かんばん)に‼︎
”
えっ、いつのまにモデルデビュー……?
p.30
奥さんが編んでくださったマフラーを大切にしている時点で尊いのですけれど、ご利益があると信じているのもまた、すてき。
p.39
“新幹線のワゴン”
例のアイスを食べたい気持ちはあるのですけれど、お姉さんに声をかける勇気がなくて……うまくお買い物ができません。タッチパネルで注文して、届けてくれるようなサービスなら、良いのですけれど……。
p.42
にこにこキヨさんかわいい〜。ここまでふにゃ〜っとした笑顔をしているのは、シリーズ初なのでは? かわいい。
p.46
“ほかほか。”
最高ですね。ほかほかの、手作りごはん。
誰かが作ってくれる環境羨ましいです。しかも美味しいって……なんて贅沢……!
p.51
“
いつものごはん、
というのは、
”
(中略)
“
思い浮かべるものが
違う不思議な言葉
”
わたしの「いつものごはん」は……なんでしょうねえ。
最近は安いからと、主食をパスタにしています。ご飯の代わりにパスタ。レトルトカレーをかけたり、スンドゥブに入れたり、たまごで包んだり。
(たまに食べる白米がとても美味しく感じます……)
実家で暮らしていた頃は、何故だか「簡単な料理」と母が思い込んでいたカレーが多かったので、「いつもの」と言えばカレーだったのかもしれません。
カレーは十分手が込んでいる料理ですよねえ……。いま、レトルト以外で食べていません。
p.56
こうして見ると、おばあちゃんとキヨさんのお顔、そっくり。かわいい。
p.63
“栗きんとん”
へぇ〜、コーヒーと一緒にいただくのですか! いいですねえ。
そういえばいただきものの栗きんとんがあるのを思い出しました。冷凍庫から冷蔵庫に移動させておけば、あした、食べられるかも。
p.70
あら。意外と弟思いなのですね、お姉さん。すき。
p.75
“
ごはんの後にもう一回ごはんなのが
楽しくて楽しくて。
”
食べることがお好きな人は、そうなのですね……。
わたしは昔から年越しそばの存在がいまいち理解できませんでした。おそばを食べるなら夕飯を別に食べなくていいじゃないか、と。
年末、新居での年越しはお蕎麦を食べませんでした。新年のおせちもなし。
何を食べていたっけ……と食事の記録を振り返ったら、焼きそばを食べていました。
p.82
“
10代(だい)じゃないと
できない
お仕事(しごと)
”
若いうちから働くって、どうなのでしょう……。ご本人が望んでいるのなら、良いのかもしれないですけれど。
でも、「お仕事」となったら、その年齢ならではの甘えを出すわけにもいかないじゃないですか。
子どもを消費する大人たちは良いかもしれないですけれど、たった一度の子どもの時間を「大人」として過ごすことの影響は大きいとおもいます。
人生、大人の時間のほうが基本的に長いのですから、早々に大人になる必要なんてないとおもいます。個人的には。
p.101
おともだちと年越し、いいな! 羨ましいです。
p.115
寒いときの缶コーヒーって、美味しそうに見えますよねえ。
見えるだけでしょうけれど……。
p.132
あ。前にも出てきましたね、イギリストースト。
読了しました。
いつもキビキビ働いている人たちですけれど、この巻は年末年始のお話なので、みんなオフモード。そういえばまだ10代の子たちだったなぁ……と、なんだかびっくりしてしまいます。
ご家族と仲が良いなら帰るのも良いですけれどねえ……。
帰って心が重たくなってしまう関係性なら、物理的距離を取ったほうが平和です。すーちゃんのご実家エピソードはちょっとしんどかったです。
健太くんのお姉さんはいい人そう。また出てきてほしいです。