『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』読書記録ツイートまとめ

読書

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』


『その島のひとたちは、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く』
森川すいめいさん
青土社

読書記録

2021/11/24  p.9-13

読み始めました。

目次
“外に出ていく力がないひとも死なない地域”
第3章、気になります。

死を考えるほどの状態では、引っ越しを考える気力も体力もありません。本当はストレスの原因から、物理的距離を取ることが重要なのですけれど。
疲れ果てているので、あきらめてしまっているのですよね……。どうせ無駄だ、と。
そんなひとでも、暮らせるのですね。羨ましいです。

目次
“第5章 助けっぱなし、助けられっぱなし”
わたしは、御恩を感じたとき、何かお返しをせねば……とおもってしまいます。
一方的に受け取ることが苦手です。例えば、奢られるのも苦手。
与えてもらった分、お返ししたくなります。自己満足なのでしょうけれど。

“っぱなし”でも気にせず生きられたら、楽なのかもしれません。

目次
“オープンダイアローグの7つの原則”
嗚呼、気になっています、オープンダイアローグ。

p.12
“おそらくより効果のあることはよりシンプルなことだと思う。”
流行病に効果があるのは手洗いうがいマスク……と繰り返し言われ、当たり前のことを当たり前に続けるしかない、と話題になっていました。もっと効果のあることはないのか、と言う人もいたそうですけれど。
魔法のようにパッと変わるなら、医療関係者の方々があんなに苦労する必要はありません。
それに、基本を守った効果なのか、インフルエンザの数もグッと減っていたそうですね。良いことです。

p.12〜
“本書が何かを考えるきっかけになったらと願っている。”
どの本であっても、実際にどうするかは本人次第だとおもいます。
弱っているときほど、答えを示してほしい……とおもってしまう気持ちもわかりますけれどね。
断言している口調のタイトルの本は苦手です。押しつけられるのは嫌です。自分が「良い」と判断したものを、信じたいです。

2021/11/25  p.16-30

p.18
“若いひとは、そういうの気にすんのやね。”
若いか否かではないとおもいますけれど……。

p.18
“後でもってきたお菓子は、職員さんがたぶん家からもってきたものだと思う。”
笑いました。
いろんな意味で大丈夫なのでしょうか? 経費で買いましょうよ。

p.20
“精神科の診療は丁寧に行えば行うほど赤字経営になる。”
嗚呼……なるほど。だから、5分とか10分で終わってしまうのですね。薬だけ出して。
そんなのでは問題が解決できない、と失望しました。だから通い続けることができませんでした。
こちらは行くだけでもしんどいのに……。

p.20
“病状に名前を付けて薬を出しただけであって、まったく患者が求めるような医療はできていない。”
現場の方も感じているのですねえ……。

p.20
“時間もかかる。金もかかる。”
どちらも、あるいは片方だけでも用意できないと感じると、悪化していくことをあきらめるか……人生をやめるか……その二択になります。
そして、苦しさから逃れるためには、死のほうが魅力的に見える場合があります。それ以降は苦しまずに済みますから。

p.22
“薬だけで助かるわけではない”
そうでしょうね……。

p.24
“間違った善を押し付けてしまい、かえって不幸を生み出すかもしれない。”
寄り添うこともせずにただ「生きろ」と押しつけてくるタイプの方々にこのことばを読んでいただき、よくよく考えてほしいです。

p.24
“自分の考えに合う資料ばかりに目を通してほかの真実を無視してしまっていることに気付く手段がない。”
いまのSNSはこれが問題になっていますよねえ。嫌なものを目に入れずに済む環境を作ることが、可能です……。良くも悪くも。
自分は正しい、と考える人が増えていくのでは……とひっそり考えています。

p.30
“大事なことは、やみくもに自分の正しいと思う考えを通さないことである。”
「あなたのためをおもって」と言う輩にこのことばを読んでいただき、よくよく考えてほしいです。

とはいえ、自分も押しつけずに話すことができているかというと……不安です。自分にはない考えの人が相手だと、どう受け止めたらいいのかわからなくなってしまいます。
生きることが当たり前の人たちは、このように感じるのかもしれませんね。死を意識する人たちと向き合ったとき。

2021/11/26  p.32-45

p.32
“外泊するときは鍵を閉めたほうがいい。”
このあとに続く理由にびっくりしました。防犯意識は……ないのでしょうか……?

p.35〜
ベンチは必要です。
公園にベンチがあるとなお、良いです。その公園にブランコもあれば、最高です。

p.37
“老人が歩くことができないのだ。そして金のないひとも座ることができない。”
都会で、弱者は休めないですね……。

p.37
“座りたいひとを大事にしなくても町が成り立つようになった。”
そういう街も必要なのかもしれないですけれど……すべての場所がそうなってしまったら、とても苦しくなります。そうはならない、と信じたいです。

p.41
“老人はこころがしんどいと話した。”
素直にことばにできる方、すきです。

某クリニックで働いていたときに、「生きるのがつらい」とおっしゃるご高齢の方がいました。施設に入った祖母は、「しにたい」と泣きました。
彼女たちが感じていたことを、わたしの心も知っています。「じゃあきっと……この先、生き続けてもわたしはずっとこの感情から逃れられないのだろう……」そう感じ、絶望しました。
亡くなった祖母の顔が穏やかだったのは、最後の入院生活でほとんど寝たきりだったからなのでは……とおもっています。寝ている間は現実のことを忘れられるから、苦しくありません。

p.44
“おやじさんは私と対話をしてくれていた。”
(中略)
“私の困りごとを聞き、私のニーズを私の存在を見ながら感じてくれて、その感じたことを私にまた話してくれて、決して私を説得しようとはしなかった。”
凄いです。わたしはこのように、できません……。聴くことは、以前よりもできるようになってきた気がするのですけれど……。

困っていることって、はっきりと言えない(言いたくない)場合が多いです。
けれどわたしは、お相手が本当に望んでいるものを汲み取る力が弱いです。ことばをそのまま受け止めてしまいます。
おじさまのように対話したいです。

2021/11/27  p.45-56

p.47〜
“この地域のひとは他の地域に比べると「特別支援学級反対」と考えるひとが多いという。”
(中略)
“「わざわざ分ける必要はない」”
へえ、そうなのですね。特別支援に関わったことがあるひとに、どうおもうか聞いてみたいです。

p. 50
“障がいをもつひととそうでないひとを子どものころから分けると、お互いにお互いのことがよくわからなくなってしまう。”
障がいだけではないとおもいます。性別のこととか宗教のこと、そのほかたくさんの、自分とは違う生き方・考え方があるはずです。でも、それがなかなか見えません。
もっと知りたいです。話したいです。

p.51
“どれだけたくさんのひとと出会ったかにおそらくは関係する。ひとが多様であることを知っていて、それでいてそれを包摂しているかどうか。”
プラス、どれだけ対話をしたか、ですね。ただ会うだけではなくて。
もちろん行動から他者を知る部分はありますけれど、ことばを交わすとより理解が深まります。

p.53
“たくさんのひとと出会い、たくさんのひとと話すことで、ひとはコミュニケーションに慣れていく。自分の考えに会う”(原文ママ)“ひとたちだけでコミュニティを作ってしまうと、知り合いはいたとしても世間は狭くなる。”
意見が近い人とだけ過ごすのは、楽なのですけれど……。

他者と自分はどこが違うのか、それぞれ何故そのような考えになったのか。それを深掘りしていくと見えてくるものがあるような気がします。
その「理由」のところは、仮説でいいとおもいます。もし間違っていたとしても、向き合うこと、言語化することが大事ですから。

p.53
“世間の狭さは変化や異なることへの対応の弱さとなり、それは生きづらさと関係する。”
狭かったなぁ……と、過去を振り返って、感じました。
外のせかいを知って、強くなることができたのかは……よくわかりません。けれど以前と変わった部分があることは確かです。

2021/12/01  p.58-71

p.58
“つらい話を言い慣れている。”
慣れていきますねえ……。最初は言語化するだけでもしんどくて、ダメージを負うのですけれど、だんだん整理できるようになります。

p.61
“効率が目的になってしまった。細かなことが無視されるようになった。”
個人的な体験ですし、ちょっと話がズレるのですけれど……。
作業をする際、スピードも大事なのだろうなぁ……とおもうので、ついつい急いでしまいます。
けれど、丁寧に見ていたおかげで気づいたことは多く、それを評価してくださる方も出てきました。わたしの目線だからこそ、これを担当したほうがいいのでは、と上の方が判断して割り振るようになったのは嬉しかったです。

もちろん、素早く対応できる方のことは尊敬しております。でもわたしはその方のようにはなれません。
それに、短所より長所を伸ばしたほうが良い、と聞きます。

人が集まったときって、得意なことを組み合わせて、支え合うことができるのが利点ですよね。本来、組織をつくるのって、ひとりではできないことを成し遂げるためなのでしょうから。

作業を進める姿勢も、生き方も、わたしは……細かなことを見落とさずにいたいです。弱っている人に寄り添いたいです。

p.62
“「問題が起こらないように監視するのではなく、問題が起こるもんだと思って起こった問題をいっしょに考えて解決するために組織がある」”
我々はロボットではないですからね。完璧な存在ではありません。失敗してしまうこともありますし、ずるい部分もあります。弱さを認め合うほうが、気が楽になります。
それに、だめなところも受け入れてもらえたら、ホッとします。他者から見れば、それほど悪いことではない、ってパターンもあります。

p.64
“何も起こらないようにする組織は管理や監視が強い。”
そうですねえ……。
以前住んでいた土地の駐輪場が有料になって、見回りのおじいさんたちがよくいるようになり、居心地が悪くなりました。確かに自転車はきれいに並ぶようにはなったのですけれど……。監視の目って、何もしていない側の人も萎縮させてしまいます。

p.65
“責任問題に変わっていく。”
(中略)
“誰かの責任に落とし込んでも問題解決にはならない。”
本当に無意味です。確かにその方が「きっかけ」になってしまったかもしれないですけれど、意図的ではないなら、いずれ起こっていたことでしょう。
精神的ダメージはなかなか回復しないものですから。人を追い詰めて、良い結果になるわけがありません。(過去の自分によくよく言い聞かせたいです)

p.70〜
生活していく中でやらなければならないことはたくさんあります。けれど忙しい人はそれに割く時間がありません。
そこで、時間をお金で買う構造があるのでしょう。自分以外の人や物に解決してもらう、という手段。

ただ、NPOは収益があるわけではないので、むつかしいところ。本当に自分のことだけしか考えない人ばかりになってしまったら……家の外のこと、地域のことを、考えなくなってしまったら……うまくいかなくなるのでしょう。

2021/12/04  p.74-78

p.74
“アルコールの量が増えることと自殺で亡くなるひとの割合が増えることは関係ありそうだ”
この本の最初のほうにもアルコールと自殺の話がありましたね。
わたしはお酒が飲めないので──「ほろよい」でガチ酔いするほど──、あまり飲まないですけれど……飲める人にとっては現実逃避にちょうど良いのでしょうか? そのあたり、よくわからないです。

p.75
“多様性に慣れている地域は、ひとはそれぞれだと思うことに慣れている。”
わたしもはやくその思考に慣れたいです。自分と違っても、「この人はこういうタイプなのだなあ」と、さらっと考えられるようになりたいです。

p.76
“悪口や陰口は生きづらさの大きな原因のひとつになっていると思っていた”
同じようにおもっていました。
あまり人を攻撃することばを言いたくありません。少なくとも、多くの人の目に触れるところでは避けたいです。

p.76
“攻撃は手っ取り早い感情解決の方法かもしれない。しかし後で不利益が大きくなる”
早々に他者を攻撃する人は、短絡的な考えなのでしょうねえ……。
と、こういうことを言ってしまうと同じ穴の狢です。よろしくないです。

2021/12/05  p.78-82

p.78
“「この地域のひとは、みんな知り合いだね。名前は知らないけど」”
あいさつをする程度の人を「知り合い」と呼ぶのですか。
自分の中で知人とは、「(ハンドルネームでもいいから)名前を知っている」ことが前提でした。……でも、そうですね、あいさつをするだけのご近所さんのお名前を、存じ上げません。

p.82
“自分の考えをもっている。自分の考えがあるゆえに他人の考えを尊重する。ひとは自分の考えをもつと知っている。”
こういう思考になりたいです。
自分の考えを言語化して把握して、他者と話して違いを知って、どちらも受け入れられるようになりたいです。

2021/12/09  p.82-84

p.82
“それぞれ方法も速度も違うかもしれないが向いている方向は同じであることが、互いに良い関係を保つ組織のコツとなる。”
これは強く感じています。
今春、チームメンバーに軽いインタビューをしたのですけれど、皆第一に考えていることは同じでした。経験年数や前職や国籍が違っても、向いているところは同じになるのか、と感動しました。ご本人たちの努力と、周りのサポートと、その他諸々がうまく組み合わさった結果なのでしょう。

p.82
“問題が起こっても失敗しても、それは人生として当たり前”
能力がないくせに高い理想像を思い浮かべ、現実とのギャップにやられていました。この考えを基本とし、暮らしたいです。
「当たり前」のことですから、起こったことに対してあれこれおもうのではなく、解決方法をすぐに考えられるようになりたいです。

p.84
“互いに自分の考えが正しいと思う。こちらを向けと言う。”
他者を変えることなんて、できませんよ。考えを押しつけるのはよくないです。

2021/12/10  p.84-87

p.85〜
“もしも方向が違うと思ったならば、その組織にいない選択もできる。”
こういう転職がいいですね。前向きな感じがします。
逃げるように別のところへ行ったり、ずっといたいとおもっていたのに追い出されたりするのは……つらいです。

p.86
“人間が悪いのではない。”
(中略)
“ただのマネジメントの問題なのだ。それはリーダーの責任である。”
問題が起こったとき、悪者探しをしてしまう人がいますけれど……組織においてそれは良くないことだとおもいます。何も生み出しません。

p.87
“共有の思いがなければその組織は単に声の大きいひとに支配されるだけになる。”
最悪の状況ですね……。
声が大きい人は苦手です。考えを押しつけてくる人はもっと嫌です。

2021/12/11  p.87-88

p.87
“自殺で亡くなることが当たり前だとさえ感じていた”
若いうちから周りの方が亡くなることが多いと、そのように感じるのかもしれません。

しぬこと……自殺について、きちんと把握できたのはいつだったのか、思い出せません。
御遺体を初めて見た幼い自分は、いくつだったのでしょう? それよりも前に、「死」を考えていたのでしたっけ……?
そのあたりを思い出そうとしても、記憶があいまいです。

p.88
“力のないひとはそこで生きるしかないから、その場所が生きづらかったとしたら自殺に至る”
……はい、「此処から逃れられないのならしぬしかない」とおもっていました。きっと、ひとりでは逃げられませんでした。

だからこそ、人と人が支え合って生きることができたらいいのに、っておもいます。「家族」というくくりに捉われずに。
弱いひとたちであっても、力を合わせたらなんとかなるのでは……とおもいます。あらゆることを分け合えたらいいのに。
実際には、なかなかうまくいかないのでしょうけれど……。

2021/12/12  p.89-92

p.91
“少し何とかしようかと考えてくれた”
これだけでも十分お優しいです。別の場所ならば、無視する人もいるのでしょうけれど。

p.92
“この町はいいひとが多いよ”
いい町ですねえ……。他者を信じることができる時点で、すてきなところなのだと伝わってきます。

2021/12/13  p.92-94

p.93
“相手をこちらから変えることはできない。ひとが生き延びるためにすることは自分を変えることでしかない。”
他者ときちんと向き合うようになってから、つくづく、感じます。他者を変えようとしてはいけません、気持ちを押しつけてはいけません。
不満があるなら、自分が変わるしかありません。

p.94
“困難があったときに工夫することを知っていると知らないとでは、その困難によって受けるストレスが違う。”
話が少々ずれますけれど、他者の困難を「それごときで……」などと言ってはいけません。
あなたにとってはストレスのあることではなくとも、その方にとってはつらくてたまらないかもしれません。他者の苦しさを決めつけるのはよくありません。

p.94
“努力と根性をふんだんに注ぐことのできるひとはそう多くない。”
はい、それも才能のひとつです。
それを自覚せず、他者も自分と同じだけ努力できるとおもってしまう人がいるので、困ります。努力が得意ではない側も存在していることを知ってほしいです。

p.94
“たくさんある困難すべてに全面対決することなどできない。”
ひとつひとつに向き合っていたら身がもたないのはわかっているのですけれど……いちいち考えてしまいます。生きづらいですねえ。

2021/12/17  p.94-97

p.95
“怒るのはイラダチを発散する行動でもあるが、相手を変えようとする思いでもある。”……
ここから3行続く文章は、認知症の人と向き合っている方々に寄り添うものだなぁと感じました。
最終的には「他者を変えることはできない」「他者は思い通りにならない」という、わたしの考えと一致するのですけれど……ただそれだけを伝えるのではない、優しさがあります。
これがプロか……と感動しました。

p.96
“「高血圧になったから、先生薬出してくれたから、朝に一回ね」”
どうして薬を飲まなければならないのか覚えていることができない人への説明。これはわかりやすいです。
毎回言うのは少々面倒くさいでしょうけれど、ケンカするよりよっぽど楽です。お互いに精神的な傷を増やさずに済みます。

2021/12/20  p.97-99

p.97
“何を考え、何に困っていて、どうしたら助けられるのか”……
自分と違う考えを持っている方と向き合うとき、ついつい反発してしまう心が出てくるのですけれど……だれが相手でも、このように考えられるようになりたいです。

p.98
“精神的に病むことがあったときに、最初は助けても、助けられないくらい重たいことになると本人を置いてその場から立ち去ってしまうひと”
いますねえ……。そういう方。
別に、向き合えないならそれはそれでいいのです。重たいことはわかっています。申し訳ないとおもっています。

けれど、“助けられないことの言い訳をしたり、それを本人の自己責任だとしたり”するのは論外です。ただでさえ傷ついているのに、さらに傷つけることはやめてください。
“病気になったのは自己責任(p.99)”ではありません。というか仮にご本人のせいだったとして、それを指摘して良くなるわけじゃないので黙っていてほしいですね!

中途半端に首を突っ込んで他者が思い通りにならないことに苛立ち、ことばで傷つける輩は、最悪です。鬱の原因と同等の悪です。

2021/12/21  p.99-102

p.99
“重くならないならば助けることは困難ではない。”
助かる未来が見えません。マイナス思考が自分の中から消える気がしません……。
ここまでこじれたやつでも大丈夫なのでしょうか?

p.100
“全身でことば以外の対話もする。”
たしかにことば以外でも伝ってきます。言語の壁がある海外の方でも、身振り手振り、表情から気持ちが伝わることがあります。
自分の顔を晒すのが苦手なので、通話では基本的にカメラをOFFにしてしまっているのですけれど……本当は出したほうがいいのでしょうね。対話をするために。

p.102
“さすがにそれはもらえないと思って少し抵抗した”
たいていの人は、びっくりして、もらえないとおもってしまうのでは……?
この店主さんは、物は物、と考えてらっしゃるのでしょうか? 物がなくとも、思い出は消えない……と。

p.102
“大半の内容は結婚というのがとても大事なものだということ”
結婚していないと一人前と認めてもらえない時代・地域があった(ある)のでしょうけれど……、少なくともわたしは、そこに重きを置かないです。あんまりプッシュされるのは好きではありません。
あくまで、わたしの考えですけれど。

p.102
“いろいろな嵐が起こるのが当たり前。それを乗り越えるのが大事。”
結婚はともかく、この考えはとても良いですね。
誰だって、困難を避けることはできません。ついつい、別の、楽なほうに誘惑されてしまいます。けれど……それに耐える心も必要です。

2021/12/23  p.103-105

p.103
“そのことばの意味を若者は少し人生の苦労をした後で実感して、”……
ことばの意味が突然理解できる瞬間ってありますよね。
再読すると特に感じます。本は変わっていないのに、自分は変わったことを。

p.105
“「バスはバス停以外でも手をあげたら止まる」”
某所を旅行したとき、そう教わったのに止まらなくて、笑ってしまいました。それなりの時間、待っていたのに!
まぁもしかしたら、別のバスのことだったのかもしれません。本当のところはわかりません。

2021/12/24  p.105-117

p.108
“うれしそうに見えた。”
ふふ、人の役に立てるのは、うれしいですよね。

p.109
“「貴重品だけどあげる」”
珍しく人が来てくれてうれしかったから何かプレゼントしたいのかとおもいきや、“長い道を歩くにおいては貴重だ”とわかっているから、渡すのですね。その人に必要だとおもうから。
まぁでも、この部分はこのご老人のことばで書かれているわけではないので、断言はできません。そういったことを話していたのか、精神科医の先生が想像したのか……。

p.111
“世界経済フォーラムの二〇一五年度版の男女平等に関しての調査報告では一四五か国中、日本は一〇一位だった。”
低いでしょうねえ……。未だに性別で判断される場面は数多くありますから。

p.116
“自分が助けたいと思うから助けるのだ。相手にとってはよけいなお世話になることもあるのかもしれないが、それでも貫くのである。”
すぐ、「お節介だったかな……」と不安になってしまうのですけれど、「自分がしたいからする!」と強くおもえるようになりたいです。

人は人のことを100%理解することができないがゆえに、コミュニケーションにおいて、自分勝手な部分が出てきてしまうものだとおもいます。受け取るのは自分ではなくてお相手なのですから、どんなに気をつけていたって、完璧にはならないものなのでしょう。
それなら、自分が後悔しないよう動きたいです。気持ちを押しつけすぎない程度に。

2021/12/26  p.117-120

p.117
“遅刻してまで助けない”
へぇ、そうなのですか。
他者を気にしつつ、冷静ですねえ。

p.118
“本当に助けが必要なときに、「そこまでは無理」と言っていなくなってしまう。そういうのを体験した香港人は、日本人が冷たいと思っている”
無責任な日本人がすみません……とおもってしまいます。苦手なら関わらないほうがまだ、優しいのに。

p.119
“できることは助けてくれるのだけど、できないことはたらいまわしになる。”
たらいまわしにされると、他者に打ち明けても意味がないのかなぁ……とおもい、ひとりで抱えるようになってしまいます。本当に必要なとき、頼れる人がいない、とおもってしまいます。
この人になら言っても大丈夫、とおもってもらえるようになりたいです。だれもいない、とおもう人が減ったら嬉しいです。とことん向き合いたいです。
無責任に「生きろ」と押しつけることは、絶対にしません。

2021/12/27  p.121-129

p.125
“ほとんどの困りごとはこの役場に来れば助けてくれるのだなと感じるほど、大切な情報が目に見えるようになっていた。”
いいですねえ、わかりやすいのが一番です。
新しい土地の役所はおしゃれなのですけれど……ちょっとわかりづらかったです。

p.126
“東京都であれば国が定める家賃を含めた最低生活費は一二万円程度”
10代の自分にこれを伝えていたら、ストレスの原因と距離を取ることができたかもしれない……と感じました。世間知らずでした。

p.126
“血圧が二〇〇近くあった”
それは高いですねえ……。

p.128
“短期記憶はまったくできない”のに、“支援者たちを家に入れてくれるようになった”のですか! びっくり。
この人たちは敵ではない、とおもう気持ちが残っていたのでしょうか?

p.129
“ひとりで生きてきたからとひとの支援を拒み続けていた。”
助けてもらう経験が少ないときって、なかなか、「たすけて」と言えません。まわりに助けを求める能力って大切なのだなぁ……と、大人になってから実感しました。

p.129
“「やさしいひとたちに囲まれて、うれしかった」”
泣いちゃいます……。
ご冥福をお祈りいたします。

2021/12/29  p.129-135

p.130
“弱っているからこそ本当は助けてほしいと思っていても助けてと言えなくなる。”
はい、言えなくなります。
精神的に追い詰められてしまったタイプの方だと、助けてもらうことに申し訳なさを感じる人が多いような気がします。

p.130
“「入っていいですか?」と聞くのではなく、「助けに来たよ」と入っていく。”
なるほど……!
助けたい、とおもったら、そのように伝えてみます。

p.134
“現場で決めてはいけないことだけを決めた。それ以外は現場で決めていい”
これ、いいですね。わかりやすいです。
例外的なことはたくさん起こるものですから、「これはいいよ」の場合だといちいち確認を取らなければなりません。「これはだめ」だったら、自分で判断しやすいです。

p.135
“上手な支援者は困っている相手に対して、「どうしますか?」と相手のことばによる返事に答えをゆだねるようにはあまり聞かない。”
ついつい、相手の考えを聞きたくなって、そのように聞いてしまいます。けれど、聞かれた側は困ってしまいますよねえ。反省。

p.135
“「こういうのがいいと思うんだけど、どう?」と聞く。”
具体的に言うこと。それに対してイエスかノーか聞くこと。ノーなら別の提案をすること。
真似していきたいです。

2021/12/30  p.136-151

p.136
“助けが必要なのだが、相手に迷惑をかけてまで助かりたいとは思わない。”
そうですね。皆さまお忙しいのに、自分のために時間を作っていただくのは申し訳ないと考えていました。重たい話題は苦手な人も多いですから。
ご迷惑になってしまう自分なんていらない、とおもってしまいます。

p.138
“傷はできるだけ小さいうちに解決する。”
見ないふりをしていると、どんどん傷は深くなっていくものです。改めて向き合うと、以前よりしんどくて、びっくりしてしまいます。
もっと時間が経つともっとしんどいのだろう、とおもうので、いまできることをしなければ……と焦ります。

p.149
“「正義」と「正義」の闘いになるから、互いに仲が悪くなる。”
人によってあまりにも違いますよね、正しさ。それを押しつけるのはよくないです。

それをおもって、先日うたを詠みました。

2022/12/31  p.153-193

p.154
“過去に自殺で亡くなったひとがまったくいない地域というのはほとんどない”
ゼロとは言い切れないのですね……。
複数の人が住んでいる土地で、己を殺さずに済むことって、可能なのでしょうか……。

p.155
“自分の考えをもち、自分がどうしたいかで物事を選択する。”
そんな人になりたいです。憧れます。

p.155
“100均や、カフェ、”(中略)“図書館”があるのはとても良いですね。大事です。
本屋さんはあるのでしょうか? なければ今どきは通販?
暮らしていくためには“スーパー”も重要ですね。

p.158
“肩書や学歴や、そういう物差しでひとを見ない。”
わたしとしてはそのほうが気楽ですけれど……その分、自分が何をできるのか、はっきり言える気がしません。無能だとおもってしまいます。

p.160
“問題が起こったその場所で、問題にかかわるひとたちと一緒に対話をする。”
厭だ……話したくない……。話せないです。無理です。どうせことばが届きません……。第三者の声を聴いてわかったふりをされるのも厭です。
泣いて、まともに話せなくなります。いま、考えるだけで泣く。

p.165
“それはそのひとの考えであって、その考察が正しいかどうかはまた別の話になる”
個人的な考えを別にわけるのは、精神科医だからなのか、この旅を経験したからなのか……気になります。

p.169
“歌を歌ってしまうので他のひとに迷惑なので薬を、”
どうして止めるのですか? ご本人は歌いたいのに。

p.171
“生き様と死に様を地元のひとたちは見ていく。”
いいですね、それ。生まれたものはしんでいく運命なのだと、自然に受け入れることができます。

p.172
“どうせ忘れちゃうから、恐怖心を与えたくないから、などいろいろな理由で他の入居者の死は隠される”
でもそれって、そう言う人の気持ちの押しつけですよね。自分が嫌だから、この人たちも嫌だろう、と思い込んでいるだけ。
あるいは、面倒くさいから。人が関わるほど、時間がかかりますからね。

p.172
“都市部で行うのは、とても難しい。”
そうでしょうね……。都会は、あまりにも人が多く、あらゆることが複雑です。

p.191
“暴力のなかで生きてきたり、”
それは身体的なものだけではなく、精神的なものも含めて、です。

読了しました。
「この人たちのように対話したい!」と何度もおもいました。まだまだ未熟だと痛感します。

再読の際は、終章を読めば良さそうです。内容が簡潔に書かれているため、わかりやすいです。

参考リンク

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