「春のしらべ」(『ムーミン谷の仲間たち』より)読書記録ツイートまとめ

読書

『ムーミン谷の仲間たち』


ムーミン全集[新版]6
ムーミン谷の仲間たち
トーベ・ヤンソンさん
山室静さん 訳
講談社

読書記録

2021/11/23  p.9-29

「春のしらべ」を読み始めました。

p.9
このタイトル、スナフキンにぴったり。すてきなことば。

p.10
“自分自身に対しても、いうことなしでした。”
その状態になってみたいものです……。

p.11
“きっとムーミントロールが、すぐさまいうことでしょう。”
スナフキンがムーミンに対してどのようにおもっているのか、スナフキン目線で語られるのは初めてかもしれませんね。行動や手紙の内容から伝わってきましたけれど。
12ページに書かれた、想像の中のムーミンが言うセリフから、スナフキンもムーミンのことが大好きなのだと伝わってきます。(ムーミンが彼のことをどうおもっているかは、言うまでもありません)

p.14

(前略)小川のまがったところで、小さなたき火をしました。
自分の食事は自分で作るので、なれたものです。

(中略)
“スナフキンが小川でなべをゆせていでいると、”
ひとりで旅をしているのですから、当たり前なのでしょうけれど、きちんと家事をしていてえらいですね。
しっかり生きています、自分の力で……。

ムーミンはすぐ「ママ、ママ」と呼ぶので、お子さまだなぁ……と微笑ましくなるのですけれど、こういった家事をする姿はあまり見ていない気がします。前回、お客さまの対応をひとりでこなしていましたけれど。

p.16
“二つのおずおずとした目。まるで、ずっとないがしろにされてきた人の目つきのようでした。”
過去に、何があったのでしょう……?

p.16
“スナフキンは、はい虫を見なかったふりをしました。”
そんな……!
何故ですか? 面倒くさくて、関わりたくないのですか?

p.19
“あんまりだれかを崇拝(すうはい)すると、本物の自由はえられないんだぜ。”
スナフキンは無宗教?
このせかいに、宗教があるのか、よくわからないですけれど。

p.24
“はい虫が発したひとことひとこと、自分がいった一つ一つのことばを思い出していました。”
スナフキンもそういうことを考えるのですか。ちょっと意外です。
うじうじ悩んでしまうわたしはよく、一人反省会をしますけれど……スナフキンは即座に気持ちを切り替える方かとおもっていました。

※以下、【微ネタバレ】あり。

p.27〜
“それはただ起こるんじゃなくて、このぼく、ティーティ・ウーに起こるんですからね。そして、ティーティ・ウーであるぼくが、それについてあれこれと考えるわけですよ。”
哲学的ですね。「我思う、故に我在り」ということばを思い出します。

名づけることで形がはっきりする、人びとに定着する、その現象は多くあります。
例えば流行語となった「エモい」……あのなんとも言えない感情に名前がついて、気軽に表現できるようになりました。そのことばを知る前は、ふわっとしていたのですけれど。
個人的には「エモい≒をかし」だとおもいます。けれど「をかし」は、現代ではなかなか使わないので、「エモい」によって表現しやすくなりました。

話がずれましたけれど……名前が決まることで、自分の中で生まれる感情との向き合い方やせかいの見え方が変わることは、ご本人にとってかなり衝撃的だったのだろうなぁと想像しました。

「春のしらべ」読了しました。

ひとりで旅をしているとき、スナフキンはどのように過ごしているのか……それを知ることができてうれしいです。
人間関係においては不器用なタイプだと感じるのですけれど、ムーミンと仲良くなれて良かったなぁとおもいます。お互いに、必要とする存在なのですねえ。

参考リンク

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