『ムーミン谷の仲間たち』
ムーミン全集[新版]6
『ムーミン谷の仲間たち』
トーベ・ヤンソンさん
山室静さん 訳
講談社
読書記録
2021/11/29 p.31-53
「ぞっとする話」を読み始めました。
p.33
“その調子だと、おまえはたちまちおとなになっちゃうぞ。”
嗚呼、ごっこ遊びなのか……とこの時点で理解しました。
p.33
“なんにも見ず、聞きもしないってことだぞ。”
子どもたちが見聞きしているものはわからなくなってしまうかもしれませんね。
一方で、大人たちが見聞きしているものを、子どもたちは知りません。良くも悪くも。
それは、お互い様だとおもいます。
p.35
“ちびの弟なんて、いないほうがいい。”
上の子たちは、こういう風に感じるのでしょうか。自分は末っ子なので、そちらの感覚はよくわからないです。
p.36
“今の今まで、幽霊馬車なんてどこにも存在(そんざい)しませんでした。”
想像力が豊かですねえ……。
p.40
“わあ、すてき。ふたりともうれしくないの?”
想像と現実の境目がわからなくなってしまっているのですか……?
p.41
“自分が一度いったことを引っこめようものなら、むすこはけっして父親を信用しなくなるだろうと、かたく思いこんでいたのです。”
間違いを認められる大人のほうが格好良いです。
p.42
“自分に見せたかったから”
このように考えたことはないですけれど……たしかに、すべて見ているのは自分自身ですね。
p.43
“考えちゃだめだ!”
普段、彼の頭の中はこうなっているのでしょうね。
p.46
“あたい、ミイっていうのよ。”
ミイ! まさか、出てくるとは……。
p.48
“「そんなこと知るもんか……」”
ミイのほうが想像力が豊かですね。お強い……。
p.50
ミイのおばあさん、初登場ですね。
p.53
“
「わかるよ」
パパは、なぐさめるようにいいました。
”
お父さまは、どんな気持ちなのでしょう。お子さんのことを、どこまで理解してらっしゃるのでしょう?
「ぞっとする話」読了しました。
このタイトル、“ぞっとする”のはだれが何に対して……なのでしょう? いくつか考えられますね。