神田古本まつり&神保町ブックフェスティバルレポート(読書の日記念/本のイベント巡り企画)

神田古本まつり&神保町ブックフェスティバル読書

先日、本の街・神保町で同日に開催された、
第60回 神田古本まつり
第29回 神保町ブックフェスティバル

どちらも長く続いている秋恒例のイベントです。
本好きとして一度も行かずに死ぬことはできないと感じ、“読書の日”である2019年10月27日、KITORIのお祭りのあとに行って参りました。

神保町駅 到着

16時頃、神保町駅に着きました。
神保町駅ホームの本棚っぽい壁
電車を降りた途端、駅の壁がおしゃれでびっくり!
これって本棚ですよね? もしただのおしゃれな柄の壁だったとしても、筆者は個人的に“本棚”だとおもうことにします。
神保町駅の工事中の壁も本棚っぽい
出口に向かう途中で見かけた、工事中の場所を囲む壁までおしゃれでした。
こちらは完全に本棚ですよね? 素敵ですね。

さすが本の街・神保町。駅からテンションが上がります。

タイムリミットはごくわずか

古本まつりの出品点数は100万冊余り。
ブックフェスティバルの在庫点数は300万点、在庫冊数は1000万冊。

最終日は18時までということで、タイムリミットは約2時間。
すべてをじっくり見てまわることは難しいですが、雰囲気だけでも楽しもうと、階段を上り地上へ。

イベントの様子

駅の外に出ると、目の前にブックワゴンが出ていました。
普段からあちこちに本棚があり、本好きにとってたまらない眺めなのですが、いつも以上に本・本・本! 本だらけ!

たくさんの本、たくさんの人

くらくらするくらい、素晴らしい光景でした。

“出版不況”? “活字離れ”?
そんなことばが、この世に存在していないかのよう……。
本好きさんがいっぱい居ました
老若男女・国籍関係なく、さまざまな人が本を見つめています。筆者含め、本しか見ていない人もいて、ぶつかりそうになってしまうことが数回……。(ごめんなさい)
ワゴンの前には人の壁。本を見るためにはどうしたらいいのか、最初はわからないほどでした。

そんな状況にもかかわらず、恐ろしいほど会場は静かでした。
神保町ブックフェスティバルの看板
皆さん、ここで立ち止まって写真を撮っていました。ブックフェスティバルの大きな看板。
日が暮れ始めた空は色が変わりつつあります。その時筆者は、ビルの窓に映るきれいな空にも気づかず、足を速めました。

なお、古本まつりののぼり旗等は撮り忘れました。申し訳ありません。
本を見ているうちに、写真を撮るという基本的なことを忘れてしまいました。
本をじっくり見る人びと
知らない出版社、知らない本、知らないことだらけ。
自分が生きるすべての時間を使っても、すべてを手に入れることはできない。その絶望歓喜に胸がいっぱいになりました。

読む本が一生なくならないという事実は、読書家にとってこれ以上ない安心感があります。

増える積読本、購入品紹介

これほど大規模なイベントだと、20冊や30冊、お持ち帰りすることになるのだろうと覚悟していました。けれどあまりにも神保町と、イベントのことについて無知だったため、巧く見てまわることができませんでした……。

なんとかお迎えしたのは、両イベント合わせて3冊。すべて文庫本です。

きたむら書店さん

きたむら書店さんの電話番号等書かれた紙
まずは、「きたむら書店」さん。こちらで2冊購入しました。

古書・古本買取の専門店だそうです。
東京近郊なら出張料・査定料が無料! 良心的ですね。

明治東京畸人伝

「畸人」は「きじん」と読むのですね。

著者名を見た時、「森鴎外さんの娘さんの名前何だっけ……?」と一瞬悩んだのですけれど、実の娘は森茉莉さん。別の方でした。
1903年生まれの方と1954年生まれの方をごちゃ混ぜにしてしまうなんて失礼にも程があります。「もりま……」まで同じとはいえ。

なお、森まゆみさんは、『鷗外の坂』という小説を書いています。その中で茉莉さんも出てくるようなので、まったく関係がない、とは言い切れないようです。

雀の手帖


筆者は活字中毒者なので、他人の文章を読むことが大好きです。
特に、その人の感情・ささいな日常を綴っている文章が好きです。なので、エッセイは大好物

この本は“暮らし”について書いた「手帖」とのこと。
自分好みである可能性がとても高いと感じ、手に取りました。

スピンのメリット・デメリット

たまたま、どちらも新潮文庫を選んでいました。
新潮文庫といえば、数少ないスピン(しおり紐)がついている文庫ですね。

  • しおりを忘れても安心
  • しおりを落とすことがない

筆者は、読書に夢中になってしおりを床に落としてしまう、うっかり人間なのです。

  • 好きなしおりを使えない
  • 古本だとちぎれてしまっているものがある(たまに)

あえて言うならば、デメリットはこの2つでしょうか。
けれど、個人的にはデメリットはゼロだとおもいます。ありがたい存在です。

古本トロワさんより


後から知ったのですが、知人が小沢さんのファンだそうです。
「ご婦人方」と呼びかける軽快な口調のラジオが好きだそうです。そういえば以前、一緒にそのラジオを聴いたことを思い出しました。

大変申し訳ないのですが、お名前を忘れてしまっていたので、この本を手に取ったのはたまたまでした。
読み終えたらその知人に貸す約束をしました。

1冊の本をきっかけに会話が増えるのは、とても嬉しいです。

こちらの本は、「古本トロワ」さんにて購入しました。
日本の古本屋によると、無店舗の本屋さんのようです。

紙袋に入れてくれるお店、好きです。
ビニール袋よりも紙が好き。プレゼントのようでわくわくします。

個人的な本を選ぶ基準

「何かいい本がないなぁ」と考えながら本を見ている時は、「なんとなく」で手に取っています。

  • 作家名が気になる
  • 表紙が好き
  • あらすじに惹かれる単語がある
  • ページをめくっていい文章が目に飛び込んできた

だいたいこのあたりの項目が当てはまるものに決めている気がします。半分くらい無意識なのですけれど。

偶然見つけた繋がり

さて。
今回も「なんとなく」で選んだ3冊、じつは面白い共通点があるのだと気づきました。

奥付の初版年数を見たところ、

  • 『明治東京畸人伝』 1999年7月
  • 『雀の手帖』 1997年11月
  • 『裏みちの花』 1996年10月

どれも1990年代だったのです。念のため申しますが、20年ほど前の文章が好き、というこだわりはありません。たまたま、近い年に書かれたものを選んでいたのです。
複数の本を選ぶときはこういった偶然を経験することがあります。
「勝手に物事を繋げて考えてしまっているだけだろう」と言われてしまえばそれまでなのですが、小さくとも“繋がり”を見つけたときは嬉しくなるのです。

神田古本まつり 詳細

【名 称】 第60回 東京名物・神田古本まつり
【日 時】 10月25日(金)~11月4日(月・祝)10:00~19:00 (最終日~18:00 ※雨天中止)
【主 催】 神田古書店連盟
【共 催】 千代田区
【協 賛】 東京商工会議所千代田支部、千代田区商店街連合会、神保町ブックフェスティバル実行委員会
【後 援】 東京都
【会 場】 神田神保町古書店街(靖国通り沿い・神田神保町交差点他)

公式HP:BOOK TOWN じんぼう
第60回 神田古本まつり イベント情報ページ
Twitter:@kanda_kosho

神保町ブックフェスティバル 詳細

【名 称】 第29回 神保町ブックフェスティバル
【日 時】 2019年10月26日(土)~27日(日)10:00~18:00(初日10:30~ ※雨天中止)
【主 催】 神保町ブックフェスティバル実行委員会
【共 催】 神田すずらん通り商店街振興組合、神保町さくら通り実業会、一神町会、東京都書店商業組合千代田支部、日本児童図書出版協会、神保町一丁目町会
【協 賛】 神田古書店連盟、文化産業信用組合、出版文化産業振興財団、文字・活字文化推進機構、千代田区商店街連合会、博報堂、本の街神保町を元気にする会、神田本の音色の会
【後 援】 千代田区・千代田区教育委員会、千代田区観光協会、東京商工会議所千代田支部、東京都書店商業組合、毎日新聞社、東京新聞、読売新聞社、朝日新聞社
【会 場】 すずらん通り・さくら通り・神保町三井ビルディング公開空地

公式HP:BOOK TOWN じんぼう

交通アクセス

会場が広いため、さまざまな駅から向かうことができます。
お目当てのブックワゴンへ行きやすい場所から向かってください。

電車

【JR】

  • 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口 徒歩10分
  • 水道橋駅 東口 徒歩10分

【都営地下鉄】

  • 三田線・新宿線 神保町駅 A6出口 徒歩1分

【東京メトロ】

  • 半蔵門線 神保町駅 A6出口 徒歩1分
  • 東西線 竹橋駅 1a、1b出口 徒歩5分
  • 東西線 九段下駅 5、6出口 徒歩8分
  • 千代田線 新御茶ノ水駅 B3出口 徒歩8分
  • 丸の内線 淡路町駅 千代田線方面 B5出口 徒歩8分
  • 丸の内線 御茶ノ水駅 JR口 徒歩10分

都営バス

  • 都02乙系統 神保町 徒歩1分
  • 東43系統 駿河台下 徒歩5分

参考リンク(敬称略)

記事内で触れたことについて、詳細は以下のリンク先をご覧ください。

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