夜の歌を聴く眠れない夜

日々

2022年5月11日(水)

HACHIさん、という歌い手の方が好きになりました。
先日たまたま、歌枠の配信を聴いたのですけれど、そこで『ドライフラワー』を歌っていました。その頃ちょうど、脳内でよく流れていた曲だったこともあり、何だか嬉しくなりました。
歌の巧さに、純粋に惚れたところもあります。

それから、彼女の「歌ってみた」やオリジナル曲を聴くようになりました。
先ず心に刺さったのは、Aimerさんの『星の消えた夜に』の「歌ってみた」。とても優しい歌声と曲が好きです。歌詞を読んだら、自分の気持ちに近いことばが多く、なおさら好きになりました。

多分 君はとても繊細で ほんとは全部知りたいけど
話したくないことだったら 話さなくてもいい

好きな人たちの声に耳を傾けたい、とおもっているのですけれど、話すか否かはその人次第。わたしには話したくない、あるいは、わたしだから話せないことは多くあるとおもいます。
すべてのことばを聴くつもりなのですけれどね。

何ができるかもわからない でも何かしたいな

わたしにできることって何だろう、といつも考えています。けれど、無力だと感じます。
守りたいし、救いたいし、心が軽くなることがあるのなら……わたしができることならしたいとおもうのですけれど。
耳を傾けること、そばにいることくらいしか、できないのかもしれません。

大丈夫だよ 大丈夫だから 大丈夫だよ 私も不安だよ

この部分は、ずっと、自分に向けて言っています。大丈夫だよ、って言ってもらいたいのだとおもいます。

今夜知った曲は、『八月の蛍』。HACHIさんの歌みたいです。
歌詞の“光って光って”の部分が耳に残るのですけれど、ほかのことばも好き。

終わってしまえば優しい記憶が
何度もよぎってゆく

思い出すたびに苦しみ、泣く記憶にならないといいなぁ……とおもいます。数十年かけてようやく向き合うことができるような記憶は、しんどいです。

揺らいでつたった無数の涙を
何度も拭った夜

穏やかな夜は、いつになったら訪れるのでしょう。苦しくなったり、泣いたり、ことばが溢れたり……そうして眠れない夜を過ごすのは、もう厭です。
けれどどんなに嫌がっても、わたしは簡単には変わることができないのでしょう。これからも、切ない歌やことばに惹かれるのでしょう。
(心に寄り添うことばは、本の中だけにあるのではないのだなぁとおもいます)

前を向かなければいけないと言われても前を向けないというのなら、それはまだ前を向く時ではないです。

(p.88より。『ガラスの海を渡る舟』寺地はるなさん、PHP研究所)


先日読んだ本の、このことばに救われる気持ちがしました。救われる部分があるのなら、わたしはまだ、前向きになれないのでしょう。
とことん、後ろを向くことにします。それで心の整理ができるのなら。

きょう詠んだうた

光っても見てくれないとわかってる
季節外れに静かに消える

懐かしい 傷だらけの手で首絞め
生きようとする痛みに泣く夜(よ)

参考リンク

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