好きなものを手にできる、しあわせ

日々

2021年8月30日(月)

買った本

リアル店舗が好きなわたしにしては珍しく、通販を利用しました。徒歩圏内に本屋さんがない土地に引っ越してきてしまったこと、引っ越しの前後で購入を我慢していたことから、シリーズものを追うことができていなかったのです。

現代に生まれて良かった、と感じる点のひとつは、すばらしい技術や仕組みがあることですね。通販がない時代だったら、あきらめて自転車を何十分も漕ぐか、交通費をかけて遠くの街へ出かけるしかありません。




小山愛子さんの、『舞妓さんちのまかないさん 17』(小学館)。
倉田三ノ路さんが漫画を描いてらっしゃる、『薬屋のひとりごと 〜猫猫の後宮謎解き手帳〜 11』(小学館)。
もちさんの、『魔女の下僕と魔王のツノ 14』(スクウェア・エニックス)。

どのシリーズも引っ越しの際、手放すことができずに全巻、新居へ運び込んだものです。
嗚呼、嬉しい。好きな本が手元にあるって、とてもしあわせですね。

借りた本


自転車を20分ほど漕いで、となりまちへ行きました。目的地は図書館。
この土地は自転車で通りづらい道ばかりなのですけれど、図書館に向かう道は通りやすいところなので、これから何度も行くことになりそうです。20分くらい、どうってことありません。

一番近い図書館はとてもとても小さくて、二番目に近いとなりまちの図書館はちょっと小さいです。もっと広い図書館に行きたい気持ちもありますけれど、時間がいくらあっても足りなくなってしまうので、予約を入れて受け取るくらいがいいのかもしれませんね。
ひとまず二ヵ所利用できれば、たいていの本は借りられるはずです。どんどん利用して、楽しみます~!

飾った写真


地球通信に同封されていたポストカードを飾りたい、とずっと考えていました。フォトフレームに入れるか、紐で吊るすか……。

最終的には、その魅力を損なわないように、マスキングテープで貼るだけの、シンプルな方法にしました。
きれいな写真と、好きなペンギンさん。最高です。

12ヵ月分、すべてそろったら、どんな光景になるのでしょう。いまからわくわくしちゃいます。

読書記録

宇野千代集より、「わたしの靑春物語 抄」
p.148
“自分のしたことはよく忘れる性質なんです。”
いやはや、本当に、生きやすそうです。自分にとって良いことだけを手元に残して、あとはきれいさっぱり忘れてしまうのでしょう。

p.148
“辛かつた思ひ出、人聞きの惡かつた出来事は、一日も早くさつぱり忘れて了ふ方が好いと思ふんです。”
(中略)
“キューンと辛いのは、もうそのときだけでたくさんではありませんか。”
(中略)
“さつさと廻れ右をして新しい道を歩いて見るんです。”
……心から、羨ましくなります。

先ほどは少々意地悪な気持ちで「生きやすそう」と申しました。その分周りに苦労してらっしゃる人がいるのでは……とおもってしまったので。
実際、それでしんどい思いをしている人はいるかもしれないですけれど……この人自身の精神が健やかなのは間違いがありません。

テキパキと切り替えて前を向いて生きていくほうが良いのだろう、とはおもうのです。わかっています、わかっていますよ……。
でも、それができないのです。
“いつまでもいつまでも執念(しふねん)深く憶えてゐる”ようなニンゲンなのですよ、わたしは。えぇ、生きづらいです、とても。
“もうそのときだけでたくさん”だと、わたしだっておもいます。どうして何度もなんども思い出して、そのたびに自分をいじめてしまうのでしょうね!
傷がどんどん深くなっていって……もう、治らないです、きっと。“新しい道”を探す元気も、“歩いて見る”勇気も、亡くしてしまいました。

できるだけ穏やかに、余計なことに気持ちも時間も割かないように、自分が苦しくならないように……そうしてなんとか一日一日を乗り越えていくだけで、精一杯です。
前進しない者は馬鹿だと言う人は多いでしょうけれど。いきるかしぬかまよっていたところから、とりあえずは維持するように意識しただけでも、自分としてはえらいのですよ。理解できないなら、わたしのことは放っておいてください。

きょう読んだ本

宇野千代・岡本かの子集
わたしの靑春物語 抄
宇野千代さん
講談社
p.148
読了しました。

最初から最後まで、自分とは違うタイプの人だと感じていました。
そして終盤のことばが、本当に、自分とは違う人生を歩む人のもので……。苦しくなりました。羨ましいな。

この物語で、宇野千代さんの全集は終わりですね。初めて、全集を読み切りました。
次は、岡本かの子さん。
ブラック・コーヒー〔小説版〕
アガサ・クリスティーさん 著
中村妙子さん 訳
早川書房
p.26-49

隣室のモーツァルト
藤堂志津子(とうどう しづこ)さん
文藝春秋
p.6-12

追悼の達人
嵐山光三郎(あらしやま こうざぶろう)さん
中央公論新社
p.66-68

風にあたる
山階基さん
短歌研究社
p.36-37

参考リンク

地球通信 令和3年7月号
届いた日
開けた日

2021年9月5日の昼 執筆
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