好きになるきっかけとなった本

日々

2021年8月22日(日)

「#好きな作家さん5人の自分が初めて読んだ本」というタグを使用してツイートしてみたら、たくさんの方に見ていただけました。ありがとうございます。

初めて読んだ本リスト

アレックス・シアラーさんは、『魔法があるなら』が初めて。


この本のことが好きなことは何度もなんども言っているので、フォロワーさんたちはもしかしたら、うんざりしているかもしれません……。いえ、でも、好きなものは好きですから。何度だって愛を叫びますよ! すき!

伊坂幸太郎さんは、『ゴールデンスランバー』が初めて。


後々知ったのですけれど、伊坂さんは広げた風呂敷をきれいにたたむ人なのですね。伏線をしっかり回収するタイプ。
その伊坂さんにしては珍しい物語と言われていたようです。ご本人も「挑戦だった」とおっしゃっていたはず……。



小説・映画・演劇、すべてを楽しむくらい、わたしの中でヒットしました。
どの表現であっても、最後らへんの、「マンホール」と「親指」が大好きです。

三浦しをんさんは、『舟を編む』が初めて。


「辞書作りに携わりたい……」とおもってしまうほど、ことばへの愛があふれていて、刺激を受けました。ことばに詳しい方とお話したくなります。



コミカライズされていまして、こちらも読みました。
好きな小説が原作だから、というのはもちろん、漫画を描いてらっしゃるのが……雲田はるこさんですよ……! 「昭和元禄落語心中」シリーズの作者さま! 即購入することを決めました。


小川洋子さんは、『博士の愛した数式』が初めて。


「有名な作品は一度くらい読んでおきたい」という考えで手に取ったはず……。数字が苦手なので、博士がおっしゃっていることはあまり理解できませんでした。ごめんなさい。
けれど、小川さんの文章の雰囲気が好きだな、と感じました。

柚木麻子さんは、『ランチのアッコちゃん』が初めて。


実は、食べ物の小説が好きです。「美味しいものの話なのかな?」とタイトルに惹かれ、手に取ったような気がします……。読んだのはずいぶん前なので、記憶があやふやですけれど。
見事にどれも美味しそうでした。

その後、好きになった本

基本的には、最初に読んだ本がそのままずっと好きです。それに加えて、好きになった本を紹介します。

シアラーさんは、『チョコレート・アンダーグラウンド』。


チョコレートが好きな人はこのせかいに耐えられないでしょうね。なんせ、法律でチョコレートが禁止されているのですから。
わたしも耐えられません……。毎日食べたいわけではないですけれど、心が欲することが多い食べ物です。

チョコレートを急いで隠さなければならないシーンが大好きです。とってもキュート!

伊坂さんは、『マリアビートル』と『死神の精度』。



『マリアビートル』は「殺し屋」シリーズの第2弾。それぞれ独立している物語なので、どの順番で読んでも問題ありません。けれど、シリーズとは知らずに読んでしまって、わたしはショックを受けました。

(『マリアビートル』→『グラスホッパー』→『AX アックス』の順番で読みました)

正直、第1弾の『グラスホッパー』よりも刺激的で……面白かったです。『グラスホッパー』は物足りなく感じてしまいました。きっと順番通りなら、気にならなかったのでしょうけれど。

三浦さんは、『愛なき世界』。


わたしが突然、作家さまのテクニックに気づいた本です。そういう意味でも、とても面白かったです。

植物に関しては知識不足で、ちょこっと読み飛ばしてしまった部分もあります……。
それでも、物語の力は衰えません。ちょい役のひとのエピソードに泣かされました。

普段は、「自分は知らないことばかりだ……」と感じて、絶望することが多いです。
けれどこの本に登場する人たちは、心から楽しんで研究をしています。それにつられて、なんだかわたしも、「知らないことがあるからこそ面白い」と感じました。珍しくプラス思考。

一応主人公? の男の子も、植物には詳しくないのですけれど、自分が得意な料理に変換して考えていました。柔軟な思考、素晴らしい。専門的なことはわからなくとも、自分がわかる範囲なら想像ができますからね。

小川さんは、『猫を抱いて象と泳ぐ』。


「ここまで美しい小説が存在するのか……」と驚いた思い出。
チェスのルールがわからなくとも、問題ありません。すぅ……っと水が染み込むように、静かに、この本のせかいが自分に馴染んでいきました。

小川さんの小説を読んでいると、現実世界のことを忘れてしまいますね。
ふと気がついたら、ずいぶん奥まで迷い込んでしまっていて、「戻れるのかな……。戻らなくてもいいか……」とぼんやりおもってしまうような、魅力があります。

柚木さんは、アッコちゃんシリーズ。



「“アッコちゃん”は次、何をするのだろう」と怖いもの見たさのような気持ちで、追いかけてしまいます。悪い人ではないのですけれど、予想を軽々と超えてくるので、びっくりしてしまいます。

そしてやっぱり、食べ物がどれもすてき。彼女の料理を食べてみたいです。

読書記録

宇野千代集より、「わたしの靑春物語 抄」
p.145
“小説の載つてゐる雑誌と札束を持つて、”の文章の、“札束”を「花束」と読み間違えてしまって、なんと用意がいいのか……とびっくりしてしまいました。さすがにそこまで祝福モードではありませんでしたね。
隣の行の、“櫻の花”の“花”に目が引っ張られてしまったようです。

p.145
“なりふり構はず叫ぶことが出來たとしたら、”
たまにありますねえ。街中にもかかわらず、叫びたくなる瞬間。

p.145
“自分のことのやうに喜んでくれたのです。”
他者のしあわせを、心から一緒に喜ぶことができる人って、すてき。

きょう読んだ本

宇野千代・岡本かの子集
わたしの靑春物語 抄
宇野千代さん
講談社
p.145

ポーカー•レッスン
ジェフリー•ディーヴァーさん
池田真紀子さん 訳
文藝春秋
p.374-378

参考リンク

2021年8月25日になったばかりの深夜 執筆
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