2021年8月6日(金)
大学生の頃、「自分の家」が複数ある友人がいました。数名。どういう基準かはわかりませんけれど、日によって帰る場所が違ったようです。
彼女たちは、どの家に対しても、「帰る」感覚だったのでしょうか。
わたしもいま、「帰る家」が複数あります。いずれにせよ「帰る」気持ちになります。行き先は違うのに。
だんだん、この気持ちも薄れていくのでしょうか。住民票を移したこの場所だけが、「帰る場所」だとおもうようになるのでしょうか。
少なくとも今回、「帰ってきてよかった」と感じました。ほっとする場所に、すでになっているようです。
きょう読んだ本
『ポーカー・レッスン』
ジェフリー・ディーヴァーさん
池田真紀子さん 訳
文藝春秋
p.319-337
『追悼の達人』
嵐山光三郎(あらしやま こうざぶろう)さん
中央公論新社
p.15-25
2021年8月9日になったばかりの深夜 執筆