師匠の将来はたのしみ

日々

大晦日でもないのに重たいマットレスを持ち上げてお掃除しました。えらい~。

2021年2月6日(土)


一晩中読書するのだから、と日中は本を開かず、我慢していました。
とはいえ、まったく触れずにいることはできなくて、読みたい本を積み上げていました。図書館で借りてきた本を中心に、自分の本もすこし。

21時に友人とビデオ通話を繋げました。お互いの顔を見るのはひさしぶりですね。イベントが終わる翌朝の5時まで参加する、とコーヒーを用意していました。凄い。準備万端ですね。
わたしは何時まで、と特に決めていませんでした。眠たくなったら寝る、と宣言して、読書開始。

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全集2冊からスタート。全集読破日記を書くためにも、優先して読んでいきたい本です。


人形師天狗屋久吉」は、おじいさんがひたすら話している物語。しかもなまりが強いです。これでもわかりやすいことばにしているのでしょうけれど。
自分と同じ「日本語」を使っているはずなのですけれど、別のせかいの話を聞いているかのような気がしてしまいます。不思議な感覚です。

方言、職人、昔の時代。自分と違う要素ばかりです。
これを楽しむことができるのか、すこし不安でした。けれど、すこしずつ惹きこまれていく自分がいました。

物事に真剣に取り組んでいる人はいいですね。熱意ある人に弱いです。


ムーミンの物語を読んでいると、(自分は何にこだわっているのだろう)とおもいます。余計な力が入ってしまっていることに気づきます。ムーミンたちは自由に生きていて、他者との距離感も適切で、憧れます。

乗っかって意のままに動かせる雲の存在を素直に受け入れて、あっという間に遊び道具や移動手段にしてしまう柔軟さがいいですね。


3冊目は、『まなの本棚』。読書好きの人たちが異口同音に「良い」とおっしゃっていたので、どんな内容なのか気になっていました。

読み終わって、尊敬する人リストに芦田愛菜さんの名前が並びました。「師匠」と呼びたいくらいです。圧倒的な読書量と興味の幅の広さ、ことばを大切にする想い、どれもわたし以上の方だと感じました。素晴らしいです。

彼女はどんな「大人」になるのでしょう……。
どうか、わたしのようにはなりませんように。想像力を働かせすぎて、必要以上に恐れてしまう人になりませんように。自分の無知さ、無力さ、それらを自覚してしまって悲しい思いをしませんように……。どうか。そのまま、明るく、まっすぐに、いきてください。

わたしなんかよりよっぽど聡明なお方ですから、きっと大丈夫でしょうけれど。

読書記録

宇野千代集より、「人形師天狗屋久吉」
p.91
“昔はその仕事が好き、といふだけのことで這入りました。”
学生のころ、演劇の当日スタッフをやっていた自分のことを思い出しました。時給はもちろん、交通費もお昼も何も出ないのにしょっちゅうお手伝いをしていました。

観劇が好きだったから。ただ、それだけで。

p.91
“朝は五時に起き、夜(ようさ)は十時になるまで仕事をいたしました。”
わたしにはできない生活です……。そこからさらに夜遊びに出かけるなんて、とてもとても……。

p.92
“若い時分のこつてしたと思うたことは、そのこり方が、ちいと近慾であつた”
そうです、焦ってしまうのです。すぐに結果が出てほしい、とおもってしまいます。

p.92
“いま、かうしてをりますほどにこつてしてましたら、どれほどのことが出来たやらと思ふのでござります。”
読書に対しておもいます。
昔からもっと細かく見て、作家さまの技術に気づいていたら……もっとことばや物事を調べるクセがついていたら……。それはいまだからおもうことです。

『たのしいムーミン一家』
p.18
“「あなたは、そのままですてきですもの」”
こう言われたいですし、言えるようになりたいものです。

p.20〜
シルクハット……乗れる雲……。
以前ムーミンバレーパークに行ったときに見たお芝居は、この物語を元につくられたものだったのかもしれません。なんだか知っている展開ですから。

きょう読んだ本

宇野千代・岡本かの子集
人形師天狗屋久吉
宇野千代さん
講談社
p.90-93

ムーミン全集[新版]2
たのしいムーミン一家
トーベ・ヤンソンさん
山室静さん 訳
講談社
p.16-25

まなの本棚
芦田愛菜さん
小学館
p.18-239
読了しました。

イメージより熱い方なのだと伝わってきました。同じくらい本が好きなのかとおもいきや、いえ、とんでもない……もっと知識が豊富な素晴らしい人。
知識ある人にたくさん教わりたいと書いていましたけれど、わたしは愛菜さんに教わりたいです。

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