勇者って何をするひと?

日々

読書記録が全然できていないので、もっとこまめに記録していきたいなぁとおもっています。
来年は毎日読書&記録することが目標。Twitterのフォロワーさんにつられて、挑戦してみようと考えています。きちんとできるのでしょうか……。

2020年11月16日(月)

真上から降りそそぐスポットライトの光。目の前には、白い表紙の単行本が宙に浮いている。めがねを忘れてしまったのか、視界がぼやけていて、よく見えない。
本は言う。「お前にこの本をさずけよう」
(ずいぶん上から目線の本だなぁ……)とおもいつつ、なにやら説明を始めた声を無視して、そっと表紙に顔をくっつけた。あたたかい。表紙の真ん中が、なぜだかぬくい。人に触れているときのよう。安心する。
本は問う。「お前はこの本が面白いとおもうか?」
たぶん未読の本にそう聞かれても困る。顔を離し、まじまじと眺める。
「たぶん好きじゃない」
相変わらず視界はぼやけていたけれど、一瞬著者名が見えた。そこから判断する。けれど次の瞬間には、好きな作家名に変わっていた。どちらが本当かわからない。どちらも嘘かもしれない。
本は、満足そうに「そうか、そうか」とつぶやいた。どこが気に入られたのか、さっぱりわからない。
「ではゆけ、勇者よ。本を大事にするのだぞ!」
いつのまに勇者になったのか、と考えるよりも前に身体が吹っ飛んだ。意識も飛ぶ。アラームの音が耳に届く。見慣れた部屋で横になっていた。……夢を見ていた。

“勇者”がまずおこなったのは、穴が開いてしまったタイツと着古したシャツを捨てること。本はいつも大事にしているので問題ない。

きょうのきろく

天気:晴れ

面白かったこと:夢から放り出されたこと
えらかったこと:不要なものを手放したこと
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