台風が直撃しなくてよかった

日々

買った本については、Twitterで語っています。こちらではそれ以外のことを記しました。

2020年10月10日(土)

薄いグレーのフィルターをかけたような、ちょっぴり暗いお昼過ぎ。それでも、オレンジ色のじゅうたんを敷いたような、金木犀の花々は遠くからでもよく見えました。此処にもあそこにも、こんなにあったのか、と驚きました。今秋はあまり外に出ないように、出ても駅のほうにはあまり行かないようにしていたので、知りませんでした。ふだんは自転車でさっと通り過ぎてしまうので、それも理由かもしれません。きょうは雨だったので、歩いて行きました。

お気に入りのパスケースにSuicaを入れるようになってから、電車やバス等に乗るたびに、しあわせになります。最高です。けれど今年あまりにも使っていないため、持っていくのを忘れそうになります。きょうもそうでした。危ない、あぶない……。
ちなみにSpinさんというイラストレーターさんのグッズを使用しています。たぶんいまは販売していないとおもうのですけれど……。とても美しい絵を描く方なので、一度は見てほしいです。すてきです。

そのパスケースを改札でかざしたときに、音が聞こえませんでした。「ちゃんと反応した?」とおもわず立ち止まって確認してしまいました。原因は、イヤホンで耳をふさいでいたことです。Suicaも改札も問題ありませんでした。


行きの電車では、『つきのふね』の続きを読んでいました。危うく電車内で泣くところでした。生きづらいひとたちの物語がとても刺さります。

ひさしぶりの下北沢はまたずいぶん変わっていました。工事中のところがあったので、まだまだ変わるのかもしれません。いつまで経っても、あの街に慣れることができません。観劇やインターンでちょくちょく通ってはいたのですけれど……。

おしゃれでかわいいめがね屋さんに寄り道。ふだんは楕円形の細めのめがねをかけています。フレームが大きいタイプは不慣れ……。なので、丸めがねとか(“ラウンド型”と呼ぶそうですね)、まんまるじゃないけれど大きいやつとか(“ボストン型”と呼ぶそうです)、ふだんと違うものをかけてみると違和感があります。
服はまぁまぁ、選ぶ基準を持てるようになってきたのですけれど、めがねは一切わかりません。フレームが太いものは似合わない、色味が強いものは似合わない、それ以外わかりません。自分が似合うめがね……何なのでしょうねえ。
一緒に行った方はボストン型のレトロな雰囲気・色のものが似合っていました。かわいい。おしゃれなものが似合うひとはいいですねえ。

本日のお目当て、三叉灯さんへ。
隠れ家のようなすてきな空間でした。上の階のお洋服かわいいな~、と見てまわって、1階でコーヒーを飲みつつゆったりしようとしていたら、お洋服の作者さまがちょうどいらしてびっくりしました。ご自身の作品のパーカーもサコッシュも似合っていて、(さすが……着こなしてらっしゃる……)と感動しました。イベント期間中、お店でも制作しているそうです。凄い。
お洋服作れるひと、尊敬します。わたしはできないので……。自分ができないことをできるひとをすぐ尊敬しちゃいます。世の中のひと、みんな凄いです。

Twitterに載せ忘れたのですけれど、1階はこんな感じでした。大きな窓、本棚、奥にスタッフさんの作業スペース。
コーヒーを飲みながら、ぼーっと道ゆくひとたちを眺めていました。早歩きのひと、足元ばかり見ているひと、こちらの視線に気づいてお店を指さすひと。雨が降っている外のせかいと、こちらの中のせかい、窓を隔てて別物に感じます。雨音が遠いから……?

「せっかく下北まで来たのだから」と、ほかのところも寄ることにしました。新しいB&Bさんが気になっていたので、そちらの方向へ。駅からちょっと歩くのですね。

BONUS TRACK、2020年春から誕生したスペース。
よく見たらこの写真ぶれているので何が何だか……って感じでしょうけれど、いろんなお店がありました。
どれも同じ時期に作られた建物だとおもうのですけれど、とても統一感がありました。写真は撮り忘れました。お散歩にちょうど良さそうな道が一本あって、そこからすこし外れるとお店に入ることができます。

B&Bさんの前に、日記屋さんへ。
こうして日記を綴っていると、疑問がぽこぽこ浮かんできます。「わたしの文章は面白いのか……?」「同じようなことばかり書いてしまうのは良くないこと?」「ほかのひとはどのくらい書いているのだろう?」……。
研究、と言うと堅苦しいですけれど、ほかの方の文章がとても気になっています。日記を読みたいです。たくさん。

ほぼお向かいのフヅクエさんも気になって、外からそっと覗きました。いいですねえ、本を読むための空間……。いつかじっくり、過ごしたいです。

さて。もともと行こうとおもっていたB&Bさん。
階段に店名が書かれていておしゃれ。そこを上った先に、看板が置いてありました。……どうやら入れないようです。イベント配信のため、営業時間が終了とのこと……。残念! 出直します。
日記屋さんを堪能したので、オッケーです。

電車に乗り、明大前へ。いつも通り過ぎてしまう駅。降りるのははじめてかもしれません。
七月堂さんにお邪魔しました。じっくりじっくり、棚を見せていただいたのですけれど、とても良い選書……欲しい本がたくさんありました! お財布事情と読みたい欲の間で、内心「うぎゃー!」となっていたので、一部紹介します。


1冊目、『地球の上でめだまやき』。
表紙をご覧ください。ペンギンです。それだけで気になってしまいます。
日常をえがく文章がすきなので、内容も気になります。


2冊目、『ひとりの夜を短歌とあそぼう』。
タイトルも表紙も惹かれます。すてきですね。


3冊目、『たやすみなさい』。
Twitterで見かけて気になっていた本。実物はとてもきらきらしていて、きれいでした。手元に置いておきたくなる本!
書肆侃侃房さん……さすがです。


コンビニに生まれかわってしまっても』もすてきな本です。

第三者が会話を聞いてしまうのはあまり良いことではないかもしれない、となるべく聞き流していたのですけれど、同じ空間なのでちょこちょこ声が耳に届いてしまいました。その雰囲気から、(たぶん、いいひとなのだろうなぁ……)と感じました。
「死に関する本はいいものも多いのだけれど、いまの時期はおすすめしづらくて……」
そんな内容がちらっと聞こえて、(信頼できるひとかもしれない)とおもわず考えてしまいました。

今回案内していただいた方といつ出会ったのか、記憶があいまいだったのですけれど、自分の過去のツイートによると……2018年3月からのようです。2年前。あれから2年も生きているのか、と笑ってしまいました。

あの頃、おぼれかけて、もがいているような状態だったのかもしれません。呼吸の仕方すらわからなくなって、ばたばたと無駄に動いて、体力を消耗していました。そんなことをしたら、身体は沈んでいくのに。
流れに身を任せたら、とりあえず呼吸はできるようになりました。自分がいまどこにいるのかもわからず、ぷかぷか浮かんでいます。
遠くまで流されてきたら、見知らぬ生き物や船を見かけました。鳥のように飛ぶことができたら……とおもってしまうこともあるのですけれど、わたしにはその能力がありません。自分も船を持っていたら、海水の冷たさを知ることもなかったのかもしれない……と考えてしまいますけれど、乗り物酔いしやすいので船旅はあまり向いていないかもしれません。
海の底に沈んでしまったほうが楽だったのかもしれない、と今後つよくおもってしまうこともあるかもしれません。まぁ、そのときはそのとき。


電車に揺られながら、貸していただいた本を読み始めました。『七つの人形の恋物語』。

しのうとしているやせっぽちの女の子。何も能力がなく、だれにも必要とされていない、と感じている様子。
そんな彼女に話しかけたのは、人形。次々に舞台に登場する、個性豊かな人形たち。

顔を上げたら、最寄りの隣の駅でした。文字を追いかけていたからか、すこし酔ってしまいました……。ここから歩くことに決めて、電車から降りました。
雨なので本を読むことはできません。(※歩き読書は危険です
イヤホンで耳をふさぎました。夜はひとがいない地域なので、静かなのですけれどね。
たいてい、洋楽を聴いています。すきな映画やドラマのサウンドトラック。歌詞の意味がわからないので、ことばに引っぱられることがありません。

傘の、天井? 内側の上の部分を何と呼ぶのか知らないのですけれど……そこに触れたら、雨が当たる感覚が伝わってきました。細かなつぶがぽんぽん、傘の上で跳ねている──。それがなんだか面白くて、ほんのすこしの間立ち止まって、手を上に向けていました。

きょうのきろく

天気:雨

嬉しかったこと:本屋さん巡りができたこと
えらかったこと:家までひと駅分歩いたこと

参考リンク

買った本についてのツイート


Twitter:@shikioritsuzuri

Spinさん
Twitter:@hareroom1
Instagram:@marchhare244

三叉灯さん
Twitter:@sansato_310
日記屋 月日さん
Twitter:@nikki_tsukihi
七月堂さん
Twitter:@shichigatsudo2

BONUS TRACK

本屋B&Bさん
Twitter:@book_and_beer
fuzkueさん
Twitter:@fuzkue

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