届くことば、届かないことば

日々

Twitter上の誰かが、「時には『にゃーん』と言うことも必要」とおっしゃっていました。ふと気がついたら肩に力が入ってしまうわたしは、意識的に力を抜かないといけないな……と感じます。

にゃーん。

2020年9月30日(水)

天気:快晴

視界の端で、日の光がきらきらと輝いていました。

(いい天気だなぁ……)と、大学入試の面接でぼんやり考えていたことを思い出しました。(面接の内容を忘れてしまっても、この光のことは覚えているのだろうな)と考えていて、実際、いまは光のこと以外ほとんど忘れてしまいました。本のことばかり話して笑われたような……?
現実逃避のため、前の月に55冊読んだころのこと。

嬉しかったこと:ひしぶりにゆっくりお話できたこと
えらかったこと:最後までプルーフを読み終えたこと

嬉しかったこと

とてもお忙しいひとなのに、ゆっくり、本当に(こんなにお時間をいただいていいのか心配になるくらい)ゆっくりお話してくださいました。自分の顔を見せずに話すことが増えていたので、あらためて面と向かって……というのは緊張しますね。ちゃんと笑うことができていたでしょうか……。

わたしの後ろ向き発言を瞬時に良いことばに言い換えてくださるので、毎回びっくりします。頭の回転が速い。しかも押しつける感じがないのが凄いです。「心からそう感じている当たり前のこと」とでも言うかのように、さくっと発するので驚きます。
(そんなこと、はじめて言われたなぁ……)と感じることが多いです。ということは、“はじめて”をたくさんいただいているのかも……? ありがたいですね。

「自分を肯定してあげて」と何度も言われました。むつかしいです……。わたしがとても苦手なことです、自己肯定。

肯定までのハードル

考え方も生き方も何もかも違う人ですけれど──きっと、たくさんの人と話して、たくさん考えたからこそ──深みがある方なので、きちんと向き合いたいな、と感じます。あと、純粋に面白いです。わたしからしたら、“予想外の塊”なので。

「いま、何をしていてもたのしい」とおっしゃっていて、ほっとしました。とてもいいこと。まぶしい!
こんなにまっすぐ、自分自身のことも、他者のことも肯定できる人がいるなんて……。わたしには無理です……、すくなくともいますぐには。曰く、「苦手は“できること”」らしいので、いつかできるようになるかもしれないですけれど。
……もしそうなったら、“わたし”じゃないみたい。けれど、「肯定できない姿のままで居ることに意味はあるの?」と考えたら、いまの自分に執着する必要はないのかもしれません。自己嫌悪ばかりで苦しむよりは……。

感情って面倒くさい

わたしは何にこわがっているのでしょうね。「しあわせになってもいい」とおもってすぐ、「やっぱりだめだ」っておもって……。文章が書けなくなってしまうことを恐れている?
感情が大きく動いたときにことばがあふれて、文章を書きたいと感じます。いいときも悪いときも。感動したときは語彙力を失う典型的なオタクなので、悪化したときのほうがすらすらとことばが出てきます。むしろ、吐き出さないともっと苦しくなってしまいます。
それぞれの文章はまったく違うものです。どちらがいいかなんて、それは読者がどう受け止めるかなので、わたしにはわからないことですけれど。ただ、わたしの好みは当然あります。そのとき書きたいと感じるほうを、いつでも書くことができたらいいのですけれど、そうもいきません。書くことだけならいつだって書けます。けれどそれは技術です。あったほうがいいけれど、それだけでは成り立たないとおもいます。他人にとってどうでもいい部分かもしれないですけれど。わたしが納得できるかどうか。

面倒くさいですね。本当に、ニンゲンの感情って面倒

泣きそうになる

ほんのすこしのメッセージのやりとり、通話で、いつも激しく動揺してしまいます。まだ直接会ったことはないのですけれど、まともに話せるかわかりません……。不安。泣いてしまうかもしれません。
まだ、迷っています。いい人なのはたしかですけれど、どこまで話していいものなのか……。どこまで信用していいのか……。

信頼できる、とおもった点はいくつもあるのですけれどね。出会い方が特殊だったものですから……。人間を信じることが、こわいです。

普段は即「いいひとだ~」と思い込んで勝手に期待するくせに、何を言っているのだか……って感じですよね。

えらかったこと

昨夜、「寝不足のせいで心が荒れているのだ」とおもって、早々に寝ました。深夜に起きました。眠れなくなってしまったので、プルーフの続きを読むことにしました。残り100ページもないのになかなか読めていなかったので……。


発売前でもタイトルを明かしていい、と書店員のフォロワーさんに教えていただいていたのですけれど、いちおう「読み終えてからきちんと紹介しよう」と決めていました。

ふたり、この夜と息をして』、読了しました。
主人公の男の子も、公園でたまたま出会ってしまった女の子も、ふたりとも秘密を抱えて生きている人です。終盤までお互いにその中身を明かさず、あふれ出るようにじわじわと苦しみが伝わってきて、こちらの傷も共鳴して痛みました。
正直、つらかったです。人によってはうるさく感じるかもしれません。
けれど、きちんと向き合いたいな、と感じます。“理解”している人じゃないと書けない文章だから。技術で書いたものではないから。むしろ、この方より文章が巧い小説家なんてごまんといます! ごめんなさい! けれど、ここまで寄り添おうと……いいえ、ともに苦しんで、どうしたらいいのか考える文章を書ける人は、なかなかいません。

〆切まであとすこし

タイトルに惹かれて応募したプルーフ。ここまで思い入れのある作品になるとはおもっていませんでした。
彼らの関係性を勘違いしたり、薄っぺらいことばで表したり、してほしくないなぁ……とおもってしまいます。どんな感想でも、読者の自由ですけれど。わかってはいますけれど。
だからこそわたしも、どんな感想をポプラ社さんに送ればいいのか……まだ悩んでいます。チープな表現をしたくありません。

どんなことばなら、人の心に届くでしょうか。わたしのことばに、その力はありますか……?

参考リンク

プルーフに関する日記

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