美しきものたちに憧れて

日々

最後らへんでほんのり、死に関することを語っています
マイナス思考が苦手な方、気持ちが引っ張られてつらくなってしまう方には、非推奨としております。

2020年9月28日(月)

天気:晴れ?

電気をつける気力がなく、夕日の光だけが部屋を照らしていた。窓のほうに手を伸ばすと、陰によって手の甲が黒く染まる。指より長い爪だけが、白く浮かび上がる。そろそろ切りたい。けれどいますぐ動くことはできない。たぶんまた、深夜にパチ、パチ、と切ることになる。いつものパターン。“親の死に目に会えなくなる”なんて言うけれど、切ろうと考えていたことを思い出すのが夜だから仕方ない。
腕をアイマスク代わりに目の上に乗せ、視界の光をすべて遮断した。

嬉しかったこと:かわいい大型犬がいたこと
えらかったこと:星の輝きに気づいたこと

嬉しかったこと

信号待ちをしていたら、向かい側にゴールデンレトリーバーが居ることに気づきました。その場でくるくるまわって、飼い主さんの顔を見上げて、ブンブンしっぽを振りながらお座りして、でもすぐ立ち上がってまたぐるぐる……。かわいい。
近くに立っていた犬好きらしいおばさまが、飼い主さんに何か話しかけていました。遠くて、こちらには聞こえません。わたしの目の前に立っている人の頭が揺れて、向こう側が見えなくなって、(もうちょっと見ていたい)とおもってわたしも頭を動かしました。人懐っこいわんこは、おばさまに熱烈にハグをしていました。羨ましい……。

──用事を済ませてショッピングモールの広場を通ったら、先ほどのわんちゃんと飼い主さんが、ベンチに座っていました。飼い主さんのひざに顔を乗せ、うっとりしている顔がまたかわいくて、ほっこり。
犬の愛情表現はストレートでいいですね。むつかしいことを考えず、裏表なく、「すきー!」と生きていけたらいいのになぁ……と考えていたら、信号が青に変わっていました。

えらかったこと

余裕がなくなってくると空を見上げなくなります。「空を見ていない」と気づいたら、顔を上に向けるようにしています。朝でも昼でも夜でも。きょうは、夜気づきました。雲の合間に、ちいさな星が輝いていました。
その光は何年も前のものだと聞いたことがあります。それを見つめる瞬間には、その星は存在していないかもしれない……と。
人間の距離は近すぎるから、何年もあとに光が届くようなことはまれですけれど……。あまり連絡を取らなくなってしまった人、あるいは、活躍を追わなくなってしまった有名人が知らないうちに亡くなっていたことはあります。それを知る瞬間までは、自分の中でその人は生きています。ぱっと、消えてしまったかのような感覚。

ぱっと、消えることができたらいいのに。
つらくて痛くて苦しんで亡くなるよりも、ぱっと、一瞬で。けれど現実世界ではそうもいかないので、眠るような最期がいいです。
夜いつも、このまま永遠に目を覚まさなければ、しあわせなのになぁ……とおもってしまいます。

なんてね。ただの寝言です。

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